PCB(ダイオキシン)被害は世代を超えた~カネミ油症の責任を負うべきは誰か?―カネカの社会的責任を問う
カネミ油症は1968年、兵庫県高砂で製造されたPCB(ダイオキシン類)が米ぬか油に混入し、西日本一帯でそれを食した人に深刻な健康被害が発生した食中毒公害事件です。高度成長期にPCBによる環境被害を受けた「ともに市民の会」と製造者責任を追及する集会を開催して今年で7年になります。
高砂、長崎、福岡、東京など被害者が多い地区をオンラインで繋ぎ、生の声を伝えます。
(チラシ画像をクリックすると拡大されます)
日時
2023年12月2日(土)13:30~16:00
場所
ユーアイ帆っとセンター2F(高砂市高砂町松波町440番地の35)
※東京、福岡、五島、長崎などの会場とオンライン(ZOOM)で結びます。
※高砂周辺の皆様は、高砂集会にご参集ください。(会場参加費500円)
プログラム
開会あいさつ
各会場からリレーであいさつ
1.PCB 処理現状報告
2.カネカとの最高裁の和解について
3.カネミ油症次世代調査報告についての見解
4.カネミ油症次世代調査報告について被害者が座談会形式で語る
5.カネミ油症被害者の声を聞く
6.福島原発事故被害者からの発言
7.集会声明採択
閉会あいあつ
参加申込み・問合せ
※オンライン参加を希望される場合、実行委員からの紹介が必要となります。
カネミ油症被害者支援センター事務局
090-9321-8607(伊勢)
問合せフォーム
共催
カネミ油症被害者全国連絡会
カネミ油症被害者支援センター(YSC)
カネミ油症被害者とともに行動する高砂市民の会(通称 ともに市民の会)
協賛
生活協同組合コープ自然派兵庫
国は、半世紀を過ぎてようやくカネミ油症次世代被害者の実態調査を始めました。次世代に特化した認定基準をつくるためです。 親と同じ症状で苦しんでいるのに、半世紀という時間がその症状と油症との因果関係を希薄にしています。
救済法成立後、カネミ油症の原因物質を製造したカネカに対話を求め続け10年になりますが、36年前の最高裁での和解を理由に閉ざした門を開けようとしません。
いま次世代救済を訴える活動の中心は、事件当時幼少だった裁判と関係がない被害者と、数年後に認定された被害者です。
1968年にカネミ油症事件が発覚したにもかかわらず製造禁止になるまでPCBを増産し続けた結果が、半世紀先の次世代の問題を新たに生み出しました。被害の連鎖は消えることはなく、カネカの社会的責任は重大です。認定されない次世代被害者は訴える先はどこにもありません。これが化学物質被害の現実なのです。
化学物質の被害は、油症被害者の問題だけではなく、私にもあなたにも起こりうる問題であると考え、ともに集い、被害者から学び考えあっていきましょう。
Last Updated: 2023-12-31 by ysc Leave a Comment
阿部知子さんの質問と内閣の答弁
衆議院議員の阿部知子さん(立憲民主党)が、「カネミ油症患者の全面救済とカネミ油症事件の検証等に関する質問主意書」を12月8日に提出したところ、その答弁が12月22日に通知・受領されました。
質問および答弁の詳細については、衆議院サイト内該当ページをご覧ください。
Last Updated: 2024-01-21 by ysc Leave a Comment
第7回高砂集会を開催しました
2023年12月2日(土)13:30-16:30、第7回高砂集会「PCB(ダイオキシン)被害は世代を超えた~カネミ油症の責任を負うべきは誰か?―カネカの社会的責任を問う」を高砂現地会場(ユーアイ帆っとセンター)と東京・福岡・長崎・五島の各会場をオンラインで結んで開催しました。参加者は、会場とオンライン(Zoom)を合わせて80名でした。
集会の様子については、複数のメディアで取り上げられました。
開会挨拶
各会場からリレーで挨拶
【プログラム1】PCB 処理現状報告
【プログラム2】カネカとの最高裁の和解について
【プログラム3】カネミ油症次世代調査報告についての見解
【プログラム4】カネミ油症次世代調査報告について被害者が座談会形式で語る
【プログラム5】カネミ油症被害者の声を聞く
【プログラム6】福島原発事故被害者からの発言
【プログラム7】集会声明採択
閉会挨拶
Last Updated: 2023-12-02 by ysc Leave a Comment
第7回高砂集会声明
2023年12月2日(土)、第7回高砂集会「PCB(ダイオキシン)被害は世代を超えた~カネミ油症の責任を負うべきは誰か?―カネカの社会的責任を問う」を、現地の高砂会場と東京・福岡・長崎・五島の各会場をオンラインで結んで開催し、以下の集会声明を採択しました。
カネミ油症の原因物質であるPCBが製造されたここ高砂の地で、油症被害者、高砂市民、支援者、全国からの参加者が集まり集会を始めてから、7回目の開催となります。
今年6月、国による実態調査に基づいたカネミ油症次世代被害の報告が出されましたが、被害者の期待した内容には程遠く、親と同じ症状で苦しんでいるのに、半世紀という時間がその症状と油症との因果関係を希薄にしています。認定されない次世代被害者が訴える先はどこにもありません。これが化学物質被害の現実なのです。
2012年にカネミ油症の救済法が成立して以来、被害者は、カネミ油症の原因物質PCBを製造したカネカへの対話を求めてきましたが、カネカは36年前の最高裁での和解を理由に門を閉ざしたままです。その理由がいかに理不尽で無責任であるか、今日の集会で明らかにされました。
PCB廃棄物の処理費用は、製造業者ではなく、保管事業者、国、自治体が負担し、多額の税金が使われています。にもかかわらず、国内PCBの96%を製造したカネカのPCB廃棄物の処理は未だ続いています。
1968年にカネミ油症事件が発覚したにもかかわらず、製造禁止になるまでPCBを増産し続けた結果が、半世紀先の次世代の問題を新たに生み出しました。被害の連鎖は消えることはなく、カネカの社会的責任は重大です。
PCB汚染を共に経験した油症被害者と高砂市民は、次世代被害を含む油症被害の全面救済とPCBの安全な処理を求めて、PCB製造企業カネカの社会的責任を訴え、今後もこの高砂の地、及び全国から発信してゆきます。
2023年12月2日
「PCB(ダイオキシン)被害は世代を超えた~カネミ油症の責任を負うべきは誰か?―カネカの社会的責任を問う」高砂集会参加者一同
Last Updated: 2024-01-23 by ysc Leave a Comment
カネミ油症関連の映画制作クラウドファンディング
稲塚秀孝監督(タキオンジャパン)がドキュメンタリー映画『母と子の絆~カネミ油症の真実』の製作について、クラウドファンディングを実施中です(2024年2月末まで)。
クラウドファンディングのページ「映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」製作プロジェクト。今なお続く問題の真相を映像で伝えたい」から、メニューを選んで支援できますので、どうかご検討ください。
Last Updated: 2025-09-15 by ysc Leave a Comment
『YSC ニュース』77号を発行
会員のみなさんには、年4回、会報『YSCニュース』をお届けしています。
この機会にぜひ、ご入会ください。
『YSC ニュース』77号(2023.11.16)目次
→『YSCニュース』バックナンバー目次
Last Updated: 2023-12-02 by ysc Leave a Comment
12/2(土)第7回高砂集会開催のご案内
PCB(ダイオキシン)被害は世代を超えた~カネミ油症の責任を負うべきは誰か?―カネカの社会的責任を問う
カネミ油症は1968年、兵庫県高砂で製造されたPCB(ダイオキシン類)が米ぬか油に混入し、西日本一帯でそれを食した人に深刻な健康被害が発生した食中毒公害事件です。高度成長期にPCBによる環境被害を受けた「ともに市民の会」と製造者責任を追及する集会を開催して今年で7年になります。
高砂、長崎、福岡、東京など被害者が多い地区をオンラインで繋ぎ、生の声を伝えます。
(チラシ画像をクリックすると拡大されます)
日時
2023年12月2日(土)13:30~16:00
場所
ユーアイ帆っとセンター2F(高砂市高砂町松波町440番地の35)
※東京、福岡、五島、長崎などの会場とオンライン(ZOOM)で結びます。
※高砂周辺の皆様は、高砂集会にご参集ください。(会場参加費500円)
プログラム
開会あいさつ
各会場からリレーであいさつ
1.PCB 処理現状報告
2.カネカとの最高裁の和解について
3.カネミ油症次世代調査報告についての見解
4.カネミ油症次世代調査報告について被害者が座談会形式で語る
5.カネミ油症被害者の声を聞く
6.福島原発事故被害者からの発言
7.集会声明採択
閉会あいあつ
参加申込み・問合せ
※オンライン参加を希望される場合、実行委員からの紹介が必要となります。
カネミ油症被害者支援センター事務局
090-9321-8607(伊勢)
問合せフォーム
共催
カネミ油症被害者全国連絡会
カネミ油症被害者支援センター(YSC)
カネミ油症被害者とともに行動する高砂市民の会(通称 ともに市民の会)
協賛
生活協同組合コープ自然派兵庫
国は、半世紀を過ぎてようやくカネミ油症次世代被害者の実態調査を始めました。次世代に特化した認定基準をつくるためです。 親と同じ症状で苦しんでいるのに、半世紀という時間がその症状と油症との因果関係を希薄にしています。
救済法成立後、カネミ油症の原因物質を製造したカネカに対話を求め続け10年になりますが、36年前の最高裁での和解を理由に閉ざした門を開けようとしません。
いま次世代救済を訴える活動の中心は、事件当時幼少だった裁判と関係がない被害者と、数年後に認定された被害者です。
1968年にカネミ油症事件が発覚したにもかかわらず製造禁止になるまでPCBを増産し続けた結果が、半世紀先の次世代の問題を新たに生み出しました。被害の連鎖は消えることはなく、カネカの社会的責任は重大です。認定されない次世代被害者は訴える先はどこにもありません。これが化学物質被害の現実なのです。
化学物質の被害は、油症被害者の問題だけではなく、私にもあなたにも起こりうる問題であると考え、ともに集い、被害者から学び考えあっていきましょう。
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