1968年(昭和43年)、カネミ倉庫社製の米ぬか油に混入していたPCB・ダイオキシン類を摂取した方々が甚大な食中毒被害に遭われました。自覚症状があって申請を求めても被害者として認定されないケースが多く、また、直接的には油を食べていない子や孫(2世・3世)にも被害が及んでいると考えられていますが、基本的な追跡調査さえ実施されていません。 事件発生から50年以上の歳月が流れましたが、カネミ油症はいまだに終わっていないのです。
「エポック 10 フェスタ 2022~みんな力を発揮する」
豊島区制施行 90 周年 男女平等推進センター〈エポック 10〉30 周年事業
今から50年以上前、猛毒のPCB・ダイオキシン類が混入した食用油を直接口にして、さまざまな被害に苦しんでいる被害者が、北九州市や長崎県五島市などを中心に全国にいらっしゃいます。
そうした被害者の健康被害は、子や孫世代に及んでいると訴えられていることから、昨年、国は次世代被害の実態を明らかにするために本格的な調査を開始しました。
昨年はアンケート調査が実施され、今年2月に中間報告が公表されましたが、それによると、次世代の健康状態に悪影響が及んでいることが見えてきました。全国油症治療研究班の辻学班長はこの結果について、「患者特有の症状が(次世代の) 健康に(害を)及ぼしている」と印象を語りました。
このようにカネミ油症の次世代調査が進んでいることを踏まえて、今回のイベントでは、世代を超えて続く化学物質の健康被害について考えます。
日時:2022年6月12日(日)13:30~16:00
場所:としま産業振興プラザ(IKE・Biz)3階研究室2+オンライン(Zoom)
内容:
参加費:無料 ※保育・手話あり(要予約)
定員:会場20名、オンライン50名(事前登録が必要です)
お申込み: ※5月6日(金)から受付開始
企画:カネミ油症被害者関東連絡会、カネミ油症被害者支援センター(YSC)
主催:エポック10フェスタ2022実行委員会
2021年11月20日(日)に開催された第5回高砂集会の中からプレゼントーク2本の録画動画を編集し、YouTubeチャンネルに公開しました。
RKB毎日放送は、創立70周年を記念して、3月24日(木)~27日(日)の4日間にわたり、TBSテレビと共同で計25作品のテレビドキュメンタリーを西南学院大学で無料上映します。
一部の作品は上映後1週間、オンライン配信〔有料〕で視聴可能です。
この映画祭において、3月24日(日)15:00~、カネミ油症事件発覚後50年の2018年にテレビ放映された『毒の油を口にして~カネミ油症事件50年』が上映されます(この作品はオンライン配信されません)。
すでにオンラインでの受付は終了していますが、席に余裕がある回はご案内できるそうなので、会場まで足を運べる方は、お電話にてお問い合わせ・お申し込みください。
ドキュメンタリー映画祭事務局:Tel. 092-731-5200(受付:午前9時30分~午後5時 ※土日祝日を除く)
詳細については、下記ウェブサイトでご確認ください。
RKBドキュメンタリー映画祭 | RKBオンライン
3月17日(木)、 「令和3年度 カネミ油症行政担当者会議」 が書面開催され、関連資料が厚生労働省のウェブサイトで公開されました。
その中の資料「令和3年度カネミ油症次世代調査を始めてみて」には、次世代調査の簡単な中間報告が示されています。
YSCの会報『YSC ニュース』71号を発行しました。
会員のみなさんには、年4回、会報をお届けしています。
この機会にぜひ、ご入会ください。