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『YSC ニュース』78号を発行

会員のみなさんには、年4回、会報『YSCニュース』をお届けしています。
この機会にぜひ、ご入会ください。

『YSC ニュース』78号(2024.02.28)目次

  • 第7回高砂集会 カネカの社会的責任を確認し次世代被害救済について語り合う [1]
  • 第7回高砂集会報告 [2-3]
  • カネカと被害者の最高裁和解資料 [4-5]
  • カネカパンフレット抜粋~カネクロールの取り扱いについて [6]
  • 高砂集会関連新聞記事(神戸新聞社説) [7]
  • 油症対策委委員会及び三者協議報告 [8-9]
  • 関連新聞記事 [10]
  • YSC総会告知・事務局便り [11]
  • 活動報告・活動予定・編集後記 [12]

『YSCニュース』バックナンバー目次

3/2カネミ油症の現実&『家族の食卓』上映

世代を超える化学物質~カネミ油症の現実&『食卓の肖像』上映会

半世紀以上前に起こった戦後最大級の食品公害事件(PCB・ダイオキシ ン類)「カネミ油症事件」。
事件発生当時、孫やひ孫の世代にまで被害が及ぶことは誰が想像できたでしょうか?
化学物質の被害は、 油症被害者の問題だけではなく、私たちにも起こりうる問題であると考え、カネミ 油症被害者全国連絡会世話人会代表の曽我部和弘さんから現状をお聴きしましょう。

カネミ油症事件の被害者の人たちを10年ものあいだ取材し たドキュメンタリー映画『食卓の肖像』(2010年/日本/103分)も上映します。

日時:2024年3月2日(土)13:00~16:00
会場:ウィズあかし7階704B+オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:500円(コープ自然派組合員300円)
共催:カネミ高砂集会実行委員会(カネミ油症被害者全国連絡会+カネミ油症被害者支援センター(YSC)+カネミ油症被害者とともに行動する高砂市民の会)、生活協同組合コープ自然派兵庫

申込み・問合せ:生活協同組合コープ自然派兵庫
メール event18@shizenha.co.jp
電 話 0120-408-300
メールまたはお電話でお申込みください。
オンライン参加の申込みはメールでお願いします。
申込締切:2/23(金祝)17:00
※お申込み方法の詳細については、チラシの裏面をご覧ください。

油症対策委員会・三者協議の報道

1月12日、福岡市内で油症対策委員会が開かれ、全国油症治療研究班は歯牙欠損を訴える次世代が多いとして今後解析を進めていく方針を示しました。
翌日13日には、被害者団体、国、カネミ倉庫による3者協議が福岡市内で開かれました。
両日の様子については、複数のメディアで取り上げられました。

『毒の油を口にして~カネミ油症事件50年』が視聴できます

RKB毎日放送NEWSのページで、2019年「地方の時代」映像祭で選奨受賞となったドキュメンタリー作品「毒の油を口にして ~カネミ油症事件50年」(2019年5月27日放送、47分)が視聴できます。
ぜひご覧ください。


「カネミ油症事件」は1968年に発生した、国内最大の食品公害事件。北九州市のカネミ倉庫が製造した米ぬか油に混入していた猛毒ダイオキシンが、福岡、長崎を中心とした西日本一帯で多大な健康被害をもたらした。被害を訴えた人は当時約1万4,000人にものぼる。カネミ油症はダイオキシンを口から摂取するという前代未聞の出来事で、その症状は多岐にわたる。またダイオキシンは体内から排出されにくく、被害者の健康被害は今なお続く。被害の拡大を防ぐべきだった国は、初期の対応を失敗して被害を深刻化させたが、裁判で結局その責任が認められなかったために、今、この問題への対応は極めて消極的だ。さらには、認定制度によって多くの被害者が未認定として救済から切り捨てられている。加害企業カネミ倉庫は小さな会社で、その補償は被害者を救うには全く不十分だ。そして、油症被害者の親から生まれた次世代の子ども達にも様々な健康被害は起き、その救済がこれからの最大の問題となる。油症事件発生から半世紀。今なお苦しみの中にある被害者たちが置き去りにされている。

阿部知子さんの質問と内閣の答弁

衆議院議員の阿部知子さん(立憲民主党)が、「カネミ油症患者の全面救済とカネミ油症事件の検証等に関する質問主意書」を12月8日に提出したところ、その答弁が12月22日に通知・受領されました。

質問および答弁の詳細については、衆議院サイト内該当ページをご覧ください。