【化学物質は世代を超える 第5回】
カネミ油症問題のいま~世代を超える化学物質被害のこれまでとこれから
私たちはこれまで4回にわたり「化学物質は世代を超える」と題したイベントを開催し、人工化学物質が私たちの生活に及ぼす影響を考えてきました。
カネミ油症事件は、1968年に加害企業であるカネミ倉庫(株)が食用ライスオイル(米ぬか油)を製造する過程で、(株)カネカが製造したPCBを熱媒体として使用し、何らかの原因でPCBが混入した米ぬか油を一般消費者として購入して食べた人々が被害をうけた食品中毒(公害)事件です。
カネミ油症の被害者は57年経った今も様々な症状や疾病に苦しんでいます。しかも、被害は食べた本人だけでなく、次世代(子や孫)にも及んでいることが明らかとなっています。
こうした現状に対して、油症被害を全く知らない方にも被害の実態を周知できればと、「15分でわかるカネミ油症問題のいま」と題した冊子を作成しました。今回のイベントでこの冊子を初めて公開し、多くの方に広めていきたいと考えています。
昨年10月5日にエポック10で行われた「カネミ油症聞き取り記録集『家族の食卓』改訂出版 被害者の証言を聴き 今できることを考える」では、『家族の食卓』改訂版を朗読して大きな反響があり、その後の全国集会でも朗読を行い、各地でも朗読会が行われるなどの広がりがありました。
今回公開する冊子は、初めて手に取る方、より多くの方に手にとっていただくために、ということを前面に考えたデザインと内容になっています。テレビ番組のドキュメンタリー等を見て気になった方に、学校の授業等で活用していただくことなどを考えています。
油症被害の実態と救済への課題をお伝えし、共有した上で、この貴重な冊子をどのように活用していくか、参加したみなさんからご感想やご意見、アイデアをいただき、次のアクションにつなげていきたいと考えています。
ぜひご参加ください!
日時:2025年6月15日(日)13:30~16:00
場所:豊島区男女平等推進センター研修室2+オンライン(Zoom)
内容:
- カネミ油症事件とは
- 冊子「15分でわかるカネミ油症問題のいま」のご紹介(YSC運営委員 松村正治)
- 油症被害者のご感想
- 参加者のご意見・ご提案
参加費:無料 ※保育・手話あり
定員:会場24名、オンライン50名(先着順、事前登録が必要です)
お申込み:
- 下記のフォームに必要事項をご記入・ご入力の上、「送信」ボタンをおしてください。
※「メッセージは送信されました」と表示されましたら、無事に送信できています。
- 保育や手話通訳を希望される場合は、上記の手順でお申込みの後、5月8日(木)9:00以降に、男女平等推進センター宛てにメールで下記情報をお知らせください。
メールの宛先:A0029117[at]city.toshima.lg.jp ※[at]は@に代えてください。
保育→①イベント名(→カネミ油症問題のいま)、②お名前、③幼児名(ふりがな)、④年齢(○歳○ヶ月)※6か月以上の未就学児。
手話通訳→①イベント名(→カネミ油症問題のいま)、②お名前
企画:カネミ油症被害者関東連絡会
企画協力:カネミ油症被害者支援センター(YSC)、豊島・健康と環境を守る連絡会
共催:エポック10フェスタ2025実行委員会、豊島区
Last Updated: 2025-08-02 by ysc Leave a Comment
ブックレット「カネミ油症問題のいま」発行
YSCでは、1968年に発生したカネミ油症事件を知らない世代であっても、これを読めばカネミ油症をめぐる今日の問題がわかるという入門編として、ブックレット「15分でわかる カネミ油症問題のいま―世代を超える化学物質被害のこれまでとこれから」を作成・発行しました。
ありがたいことに、油症患者が多く暮らす長崎県の地元紙『長崎新聞』では、このブックレットを発刊した経緯やねらい、内容などについて丁寧にご紹介いただきました。
このブックレットは、昨年刊行した冊子『家族の食卓[改訂版]―カネミ油症事件聞き取り記録集』をご購入いただけますと、漏れなく無料で同封いたします(購入先→野兎舎オンラインショップ)。
また、授業や学習会で活用する場合は、ブックレットのみの送付にも対応できますので、ぜひお問合せ先からご連絡ください。
ネット上であれば、ブックレットの全ページを閲覧できますので、下の表紙をクリックしてご覧ください。
Last Updated: 2025-08-01 by ysc Leave a Comment
6/15集会「カネミ油症問題のいま」報告
2025年6月15日(日)13:30-1600、豊島区男女平等推進センター(エポック10)において、オンラインとのハイブリッド形式で、集会「カネミ油症問題のいま―世代を超える化学物質被害のこれまでとこれから」を開催しました。
シリーズ「化学物質は世代を超える」の第5回目として企画されたもので、参加者数は、会場18名、オンライン17名、合わせて35名でした。
当日のプログラムは、①「カネミ油症事件とは」(YSC共同代表 山岡央)、②ブックレット『15分でわかるカネミ油症問題のいま』の紹介(YSC運営委員 松村正治)、③冊子『家族の食卓[改訂版]』の朗読(カネミ油症被害者関東連絡会 清水さん・上原さん・高光さん)、④被害者の方からのコメント(曽我部和弘さん・下田順子さん)、⑤質疑応答・フリートーク、という構成でした。
ブックレットが、カネミ油症について初めて知る人にもわかるように制作したので、この機会に基本事項を含めて一から学べるプログラム内容にしました。
参加者アンケートでは、「実際に被害者の声を聴くことで、あらためて油症被害の深刻さを痛感しました」「当事者の方々の痛々しい声が胸に迫り、いたたまれなくなりました。国は何としても責任を取り、一人残らず救済すべきです」などの感想が寄せられました。
オンラインで参加された被害者のお二人は、2日前に油症対策委員会、前日には三者協議に出席されておりました。大変お疲れのところ、この集会にもご参加くださり、貴重なご発言をいただきましたことに、深く感謝を申しあげます。
一方、「聞き書きの朗読は初めて聞きました。冷静に読まれるので被害者の心情が伝わり、被害を受けどんなに辛いことだったろうと自分ごととして感じました」という朗読に対する感想も寄せられました。『家族の食卓』を朗読することにより、被害者でなくてもカネミ油症を伝えることに関わることができるのですから、今後もこの聞き書き集を効果的に活用していきたいと考えています。
今回は、カネミ油症問題に詳しい宇田和子さん(明治大学)が、講義の中で勧めてくださったおかげで、学生の参加が多かったです。ほとんどの学生さんはオンライン参加だったので、会場参加していた学生さんにブックレット10冊を託したところ、宇田さんを介して学生さんにすべて配布してくださったとご報告いただきました。ブックレットが、カネミ油症を学ぶ一歩として役立てば嬉しいです。
集会をふりかえると、会場およびオンラインの参加者から、多くの質疑やコメントなどが交わされ、有意義なイベントであったと思います。YSCの中では、今回の企画内容をベースに、議員会館で国会議員を対象に「カネミ油症問題のいま」を伝える学習会を開き、出席者にはブックレットを渡そうという提案も生まれています。
今後は、聞き書き集と合わせてブックレットも活用し、被害者支援に活かしたいと考えていますので、何かアイデアがありましたら、ぜひお知らせください。
(『YSCニュース』83号より)
Last Updated: 2025-06-24 by ysc Leave a Comment
6/14三者協議開催
2025年6月13日(金)油症対策委員会、6月14日(土)第25回三者協議が開催されました。
両日の様子については、複数のメディアで取り上げられました。
油症対策委員会では、認定患者の子や孫について、先天性異常の「口唇口蓋裂」の発生率が「高い傾向」とした2023年6月の報告内容を、「高い傾向は見られなかった」という修正がありました。
Posted: 2025-06-04 by ysc Leave a Comment
「カネミ油症被害者五島市の会」総会開催
6月1日、五島市の被害者団体「カネミ油症被害者五島市の会」が市内で年に1度の総会を開き、今年度の活動計画について話し合いました。現在の患者認定の基準について、認定範囲が実情にそぐわないとして、国に対して認定基準の見直しを引き続き求めていくことを確認しました。
Last Updated: 2025-04-18 by ysc Leave a Comment
6/15(日)「カネミ油症問題のいま」を考えるセミナーのご案内
【化学物質は世代を超える 第5回】
カネミ油症問題のいま~世代を超える化学物質被害のこれまでとこれから
私たちはこれまで4回にわたり「化学物質は世代を超える」と題したイベントを開催し、人工化学物質が私たちの生活に及ぼす影響を考えてきました。
カネミ油症事件は、1968年に加害企業であるカネミ倉庫(株)が食用ライスオイル(米ぬか油)を製造する過程で、(株)カネカが製造したPCBを熱媒体として使用し、何らかの原因でPCBが混入した米ぬか油を一般消費者として購入して食べた人々が被害をうけた食品中毒(公害)事件です。
カネミ油症の被害者は57年経った今も様々な症状や疾病に苦しんでいます。しかも、被害は食べた本人だけでなく、次世代(子や孫)にも及んでいることが明らかとなっています。
こうした現状に対して、油症被害を全く知らない方にも被害の実態を周知できればと、「15分でわかるカネミ油症問題のいま」と題した冊子を作成しました。今回のイベントでこの冊子を初めて公開し、多くの方に広めていきたいと考えています。
昨年10月5日にエポック10で行われた「カネミ油症聞き取り記録集『家族の食卓』改訂出版 被害者の証言を聴き 今できることを考える」では、『家族の食卓』改訂版を朗読して大きな反響があり、その後の全国集会でも朗読を行い、各地でも朗読会が行われるなどの広がりがありました。
今回公開する冊子は、初めて手に取る方、より多くの方に手にとっていただくために、ということを前面に考えたデザインと内容になっています。テレビ番組のドキュメンタリー等を見て気になった方に、学校の授業等で活用していただくことなどを考えています。
油症被害の実態と救済への課題をお伝えし、共有した上で、この貴重な冊子をどのように活用していくか、参加したみなさんからご感想やご意見、アイデアをいただき、次のアクションにつなげていきたいと考えています。
ぜひご参加ください!
日時:2025年6月15日(日)13:30~16:00
場所:豊島区男女平等推進センター研修室2+オンライン(Zoom)
内容:
参加費:無料 ※保育・手話あり
定員:会場24名、オンライン50名(先着順、事前登録が必要です)
お申込み:
※「メッセージは送信されました」と表示されましたら、無事に送信できています。
メールの宛先:A0029117[at]city.toshima.lg.jp ※[at]は@に代えてください。
保育→①イベント名(→カネミ油症問題のいま)、②お名前、③幼児名(ふりがな)、④年齢(○歳○ヶ月)※6か月以上の未就学児。
手話通訳→①イベント名(→カネミ油症問題のいま)、②お名前
企画:カネミ油症被害者関東連絡会
企画協力:カネミ油症被害者支援センター(YSC)、豊島・健康と環境を守る連絡会
共催:エポック10フェスタ2025実行委員会、豊島区
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