『YSCニュース』69号に掲載したYSCからのメッセージを転載します。
多くの関係者の方々に、このメッセージが伝わりますように願っています。
子や孫の救済につながります 厚労省の次世代調査へご協力ください
昨年YSCが行った次世代調査を受けて、厚労省が実施する調査です
厚労省はカネミ油症被害者の子や孫(次世代)への影響を調査します。昨年、YSC(カネミ油症被害者支援センター)が49名の次世代を対象に調査を行ったところ、次世代にも認定被害者と同じような症状が多く出ていることがわかり、カネミ油症被害者全国連絡会とYSCが連名で厚労省に対し次世代被害者の救済に向けた調査をするよう要望しました。これを受けて厚労省が今回初めて実施する調査です。
8月に認定被害者宅に「次世代アンケート調査票」が配布されます
厚労省は今年(2021年)8月に認定被害者宅に次世代アンケート調査票を郵送します。回収は10月末までです。アンケートは次世代(子や孫)が記入するものですが、
幼少期の症状等は本人ではわからないことも多いと思います。その場合は親や祖父母が記入することをさまたげません。次世代の方が目や肢体等が不自由な場合も親や祖父母の手助けをさまたげるものではありません。
今回の調査は次世代の方々の救済につながる大事な調査です
今回の調査の内容や方法に関して、厚労省は被害者やYSCと事前に話し合いを行い、私たちの要望に応えていて、救済に向けて前向きな姿勢です。対象を子だけでなく孫まで広げたのもその表れです。
次世代にも様々な症状や健康被害が出ていることが分かった場合は、次世代の救済につなげたい、と厚労省は私たちとの話し合いで表明しています。
多くの次世代の方々の調査協力がなによりも望まれます
私たちは、昨年行った49名の次世代被害者からのアンケート調査で「次世代にも様々な症状や健康被害で出ている」「生活や仕事や将来に不安を感じている」ことを把握しています。今回の厚労省の調査に一人でも多くの方々が調査協力に応じていただけることを切に望みます。
カネミ油症被害者支援センター(YSC) 共同代表 大久保貞利
Last Updated: 2021-10-11 by ysc Leave a Comment
「次世代調査の意義とポイント」動画アップ
2020年にYSCが独自でカネミ油症被害者の子供や孫(次世代)の調査を行ったところ、認定被害者と同様の症状が現れていることがわかりました。この調査結果を受けて、厚生労働省は初めて孫世代を対象に含む次世代の健康実態調査を実施することになりました。
今回、厚労省は被害者団体やYSCと調査内容や方法に関して事前に話し合いの場を持つなど、前向きな姿勢がうかがえます。しかし、カネミ油を直接摂取した親世代には、差別や偏見を恐れて、子どもたちに油症の被害について話すことができない方がおおぜいいらっしゃいます。調査の成功には多くの次世代が協力することが必要であり、その結果が次世代を含むカネミ油症被害者の救済に繋がっていきます。
現在は、被害者の救済にとって重要な局面にありますので、この機会に「カネミ油症次世代調査の意義とポイント」を6分程度の動画にまとめました。
多くの方にご視聴いただき、ご理解・ご活用いただければ幸いです。
なお、この動画については『長崎新聞』に取り上げていただきました。
Last Updated: 2021-10-11 by ysc Leave a Comment
6/12開催「メディアが語る」(第1弾)のダイジェスト動画をアップ
今年6/12(土)に開催したイベント「メディアが語る〜53年前のカネミ油症事件に関する現場を取材して」のダイジェスト動画をYoutubeチャンネルにアップしました。
このイベントでは、取材の姿勢や報道の在り方といった広くマスコミ・メディア論に関することから、現在も続くカネミ油症の深刻さや国やカネカの責任の問題、また福島原発第一原発事故への教訓など話題は多岐にわたり、大変有意義かつ貴重なイベントとなりました。
パネリスト
奥村智司(朝日新聞)、小尾絵生(神戸新聞)、竹次稔(西日本新聞)、花田明男(KBC九州朝日放送)、三代直矢(長崎新聞)
山田貴己(長崎新聞)
コーディネーター
明石昇二郎(ルポライター)
10/16(土)には、このイベントの第2弾として「メディアが語る(第2弾)~53年前のカネミ油症事件に関わる現場を取材して」を開催しますので、ぜひご参加ください。
出演者:明石昇二郎(ルポライター)×花田明男(九州朝日放送)
Last Updated: 2023-09-05 by ysc Leave a Comment
子・孫対象にした健康調査に関する報道
国は8月から認定患者の子や孫を対象にした初めての健康実態調査が進めています。
しかし、被害者の方々には、差別や偏見を恐れて周囲にはもちろん、ご家族にもご自身が患者であることを伝えていない場合が少なくありません。
国によると認定患者の子は推定約300人で、国は調査票の10月末までの回収を目指しています。
このニュースを取り上げたおもなメディア掲載情報は以下のとおりです。
サイト内関連記事
→子・孫の健康調査実施を三者協議で正式確認(2021.08.01)
→国の健康実態調査、認定患者の孫世代も対象に(2021.06.27)
→三者協議で国が「次世代調査」の方針を正式表明(2021.03.28)
→次世代被害の実態調査実施の方針(2021.01.31)
→カネミ次世代被害者アンケート調査報告(概要)(2020.12.06)
→次世代被害者の救済を厚生労働省に要望(2020.12.06)
Last Updated: 2021-09-27 by ysc Leave a Comment
北九州でのPCB処理、環境相が期限の再延長を要請
国が今年度いっぱいで完了させるとしていた北九州市でのPCB無害化処理について、企業などで保管する廃棄物が新たに見つかり処理する量が増えたため、2024年3月末まで2年先延ばしする方針を発表しました。
国は2013年にも一度期限の延長を要請しており、市は受け入れる際に再延長はしないという条件を提示していました。
このニュースを取り上げたおもなメディア掲載情報は以下のとおりです。
Last Updated: 2021-09-07 by ysc Leave a Comment
長崎県内の油症検診記事
今年度の長崎県内の油症検診は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、初回及び未認定の方を対象に検診規模を縮小して実施し、8月19日に終了しました。
長崎市・五島市でおこなわれた油症検診について、長崎新聞が下記のとおり報じました。
Posted: 2021-08-12 by ysc Leave a Comment
子や孫の救済につながる次世代調査へご協力ください
『YSCニュース』69号に掲載したYSCからのメッセージを転載します。
多くの関係者の方々に、このメッセージが伝わりますように願っています。
子や孫の救済につながります 厚労省の次世代調査へご協力ください
昨年YSCが行った次世代調査を受けて、厚労省が実施する調査です
厚労省はカネミ油症被害者の子や孫(次世代)への影響を調査します。昨年、YSC(カネミ油症被害者支援センター)が49名の次世代を対象に調査を行ったところ、次世代にも認定被害者と同じような症状が多く出ていることがわかり、カネミ油症被害者全国連絡会とYSCが連名で厚労省に対し次世代被害者の救済に向けた調査をするよう要望しました。これを受けて厚労省が今回初めて実施する調査です。
8月に認定被害者宅に「次世代アンケート調査票」が配布されます
厚労省は今年(2021年)8月に認定被害者宅に次世代アンケート調査票を郵送します。回収は10月末までです。アンケートは次世代(子や孫)が記入するものですが、
幼少期の症状等は本人ではわからないことも多いと思います。その場合は親や祖父母が記入することをさまたげません。次世代の方が目や肢体等が不自由な場合も親や祖父母の手助けをさまたげるものではありません。
今回の調査は次世代の方々の救済につながる大事な調査です
今回の調査の内容や方法に関して、厚労省は被害者やYSCと事前に話し合いを行い、私たちの要望に応えていて、救済に向けて前向きな姿勢です。対象を子だけでなく孫まで広げたのもその表れです。
次世代にも様々な症状や健康被害が出ていることが分かった場合は、次世代の救済につなげたい、と厚労省は私たちとの話し合いで表明しています。
多くの次世代の方々の調査協力がなによりも望まれます
私たちは、昨年行った49名の次世代被害者からのアンケート調査で「次世代にも様々な症状や健康被害で出ている」「生活や仕事や将来に不安を感じている」ことを把握しています。今回の厚労省の調査に一人でも多くの方々が調査協力に応じていただけることを切に望みます。
カネミ油症被害者支援センター(YSC) 共同代表 大久保貞利
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