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「過去の公害」ではない油症問題の現在を伝える記事

カネミ油症は1968年の事件発生から半世紀以上が経過し、「過去の公害」と思われている人も多いでしょうが、現在でも多くの被害者は原因物質であるPCB・ダイオキシン類の影響に苦しみ続けています。また、直接摂取していない子や孫の代も同じような健康被害を訴えています。
国は次世代の健康への影響を把握するための調査を進めており、2023年には結果の最終報告が明らかになる予定です。おそらく、その後は油症の認定基準が論点になると予想されます。

このような動きがある中で、救済を求める森田さん親子を取材した取材記事が公開されたので紹介します。

厚労省、今年度の油症検診の予定公表

4月25日、厚生労働省は「令和4年度のカネミ油症に係る検診の実施」について記者発表しました。

第5回高砂集会の動画アップ

2021年11月20日(日)に開催された第5回高砂集会の中からプレゼントーク2本、対談+会場Q&A、特別報告の録画動画を編集し、YouTubeチャンネルに公開しました。

  • 「食品公害基金制度の提言ー次世代被害者救済のためになにが必要か」
    宇田和子さん(高崎経済大学地域政策学部)

    2015年に出版された「食品公害と被害者救済ーカネミ油症事件の被害と政策過程ー」(東信堂)で提唱された食品公害基金についてお話しいただきました。カネミ油症の被害者救済に必要な基金制度の構想のほか、被害者の要求を封じ込める構造や汚染者負担の原則の問題点など、現在係争中の多くの問題(福島第一原発事故等)にもつながる貴重なお話をうかがいました。
  • 「PCB製造企業の社会的責任とこれからの救済ーPL法の立法思想・1970年代基金構想から考える」
    土庫澄子さん(消費者安全問題研究会)


    PCB製造企業の社会的責任や今後の被害者救済の在り方、またPCBの立法思想について普遍的な拡がりを持った貴重なお話をうかがいました。
  • 対談と会場Q&A
    01:0607:37 宇田和子さんと土庫澄子さんの対談
    07:3816:15 会場からおふたりへの質問
    16:3523:58 保田行雄弁護士のコメント
    23:59〜   会場からの発言 
  • 特別報告「PCB処理の現状」
    井奥雅樹さん(高砂市議会議員)

3/24(木)RKBドキュメンタリー映画祭で『毒の油を口にして』上映

RKB毎日放送は、創立70周年を記念して、3月24日(木)~27日(日)の4日間にわたり、TBSテレビと共同で計25作品のテレビドキュメンタリーを西南学院大学で無料上映します。
一部の作品は上映後1週間、オンライン配信〔有料〕で視聴可能です。

この映画祭において、3月24日(日)15:00~、カネミ油症事件発覚後50年の2018年にテレビ放映された『毒の油を口にして~カネミ油症事件50年』が上映されます(この作品はオンライン配信されません)。
すでにオンラインでの受付は終了していますが、席に余裕がある回はご案内できるそうなので、会場まで足を運べる方は、お電話にてお問い合わせ・お申し込みください。
ドキュメンタリー映画祭事務局:Tel. 092-731-5200(受付:午前9時30分~午後5時 ※土日祝日を除く)

詳細については、下記ウェブサイトでご確認ください。
RKBドキュメンタリー映画祭 | RKBオンライン

厚労省HPに次世代調査の中間報告資料

3月17日(木)、 「令和3年度 カネミ油症行政担当者会議」 が書面開催され、関連資料が厚生労働省のウェブサイトで公開されました。

その中の資料「令和3年度カネミ油症次世代調査を始めてみて」には、次世代調査の簡単な中間報告が示されています。