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6/12(日)「化学物質は世代を超える-カネミ油症次世代調査から考える」ご案内

「エポック 10 フェスタ 2022~みんな力を発揮する」
豊島区制施行 90 周年 男女平等推進センター〈エポック 10〉30 周年事業

化学物質は世代を超える-カネミ油症次世代調査から考える

今から50年以上前、猛毒のPCB・ダイオキシン類が混入した食用油を直接口にして、さまざまな被害に苦しんでいる被害者が、北九州市や長崎県五島市などを中心に全国にいらっしゃいます。
そうした被害者の健康被害は、子や孫世代に及んでいると訴えられていることから、昨年、国は次世代被害の実態を明らかにするために本格的な調査を開始しました。

昨年はアンケート調査が実施され、今年2月に中間報告が公表されましたが、それによると、次世代の健康状態に悪影響が及んでいることが見えてきました。全国油症治療研究班の辻学班長はこの結果について、「患者特有の症状が(次世代の) 健康に(害を)及ぼしている」と印象を語りました。

このようにカネミ油症の次世代調査が進んでいることを踏まえて、今回のイベントでは、世代を超えて続く化学物質の健康被害について考えます。

日時:2022年6月12日(日)13:30~16:00

場所:としま産業振興プラザ(IKE・Biz)3階研修室2+オンライン(Zoom)

内容:

参加費:無料 ※保育・手話あり(要予約)

定員:会場20名、オンライン50名(事前登録が必要です)

お申込み: ※5月6日(金)から受付開始

  • 会場参加
    ①イベント名(=化学物質は世代を超える)、②氏名(ふりがな、③電話番号、④住所(豊島区または区外)、保育を希望される場合は⑤幼児名(ふりがな)、⑥年齢、(○歳○ヶ月)も記載の上、メールでお申込みください。A0029117[at]city.toshima.lg.jp(申込み先:男女平等推進センターエポック10)
    ※メールでお申込みされる際には、[at]は@に代えてください。
  • オンライン参加

      以下のフォームに必要事項をご記入・ご入力のうえ、「送信」ボタンを押してください。
      ※「メッセージは送信されました」と表示されましたら、無事に送信できています。

      参加形態(必須)

      住所 (必須) 

    企画:カネミ油症関東連絡会、カネミ油症被害者支援センター(YSC)
    主催:エポック10フェスタ2022実行委員会


    会場参加されるみなさまへのお願い

    • マスクの着用をお願いします。
    • 発熱・咳など体調の悪い方の参加はご遠慮ください。
    • 参加前・後の手洗い及び手指消毒をお願いします。
    • 水分補給以外の飲食はご遠慮ください。
    • 3密を避けるため、受付に時間を要する場合があります。早めのご来場をお願いします。

    「過去の公害」ではない油症問題の現在を伝える記事

    カネミ油症は1968年の事件発生から半世紀以上が経過し、「過去の公害」と思われている人も多いでしょうが、現在でも多くの被害者は原因物質であるPCB・ダイオキシン類の影響に苦しみ続けています。また、直接摂取していない子や孫の代も同じような健康被害を訴えています。
    国は次世代の健康への影響を把握するための調査を進めており、2023年には結果の最終報告が明らかになる予定です。おそらく、その後は油症の認定基準が論点になると予想されます。

    このような動きがある中で、救済を求める森田さん親子を取材した取材記事が公開されたので紹介します。

    厚労省、今年度の油症検診の予定公表

    4月25日、厚生労働省は「令和4年度のカネミ油症に係る検診の実施」について記者発表しました。

    第5回高砂集会の動画アップ

    2021年11月20日(日)に開催された第5回高砂集会の中からプレゼントーク2本、対談+会場Q&A、特別報告の録画動画を編集し、YouTubeチャンネルに公開しました。

    • 「食品公害基金制度の提言ー次世代被害者救済のためになにが必要か」
      宇田和子さん(高崎経済大学地域政策学部)

      2015年に出版された「食品公害と被害者救済ーカネミ油症事件の被害と政策過程ー」(東信堂)で提唱された食品公害基金についてお話しいただきました。カネミ油症の被害者救済に必要な基金制度の構想のほか、被害者の要求を封じ込める構造や汚染者負担の原則の問題点など、現在係争中の多くの問題(福島第一原発事故等)にもつながる貴重なお話をうかがいました。
    • 「PCB製造企業の社会的責任とこれからの救済ーPL法の立法思想・1970年代基金構想から考える」
      土庫澄子さん(消費者安全問題研究会)


      PCB製造企業の社会的責任や今後の被害者救済の在り方、またPCBの立法思想について普遍的な拡がりを持った貴重なお話をうかがいました。
    • 対談と会場Q&A
      01:0607:37 宇田和子さんと土庫澄子さんの対談
      07:3816:15 会場からおふたりへの質問
      16:3523:58 保田行雄弁護士のコメント
      23:59〜   会場からの発言 
    • 特別報告「PCB処理の現状」
      井奥雅樹さん(高砂市議会議員)

    3/24(木)RKBドキュメンタリー映画祭で『毒の油を口にして』上映

    RKB毎日放送は、創立70周年を記念して、3月24日(木)~27日(日)の4日間にわたり、TBSテレビと共同で計25作品のテレビドキュメンタリーを西南学院大学で無料上映します。
    一部の作品は上映後1週間、オンライン配信〔有料〕で視聴可能です。

    この映画祭において、3月24日(日)15:00~、カネミ油症事件発覚後50年の2018年にテレビ放映された『毒の油を口にして~カネミ油症事件50年』が上映されます(この作品はオンライン配信されません)。
    すでにオンラインでの受付は終了していますが、席に余裕がある回はご案内できるそうなので、会場まで足を運べる方は、お電話にてお問い合わせ・お申し込みください。
    ドキュメンタリー映画祭事務局:Tel. 092-731-5200(受付:午前9時30分~午後5時 ※土日祝日を除く)

    詳細については、下記ウェブサイトでご確認ください。
    RKBドキュメンタリー映画祭 | RKBオンライン