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三者協議開催、入院食費支援の議論は平行線

2月26日(土)、カネミ油症被害者、国、原因企業カネミ倉庫(北九州市)による第18回三者協議がオンライン形式で開催されました。被害者は、以前は支払われていた入院中の食費について支給を再開するよう求めましたが、国はカネミ倉庫と話し合って欲しいと消極的で話し合いは平行線に終わりました。

油症治療研究班・辻班長が新しい認定基準に言及

カネミ油症患者の子や孫ら「次世代被害者」を対象に健康影響を調べている全国油症治療研究班(事務局・九州大)の辻学班長が長崎新聞社の単独インタビューに応え、現在の油症認定の仕組みは次世代の健康実態に合っていないとし、「認定の新しい基準を作り、次世代救済につなげることが研究班の最終的な目標」と語りました。

カネミ油症次世代調査の中間報告、患者の子や孫の4割に頭痛や倦怠感

2022年2月8日、カネミ油症の診断基準を定める全国油症治療研究班から、認定患者の子や孫を対象にした初めての健康実態調査について中間報告がありました。回答者の約4割が親世代と同様の倦怠感や皮膚症状などを訴えていました。
研究班は2022年度も調査を継続し、2023年夏に報告書をまとめる方針を示しました。

以下のとおり、さまざまなメディアが報じています。

3/23大阪でカネミ油症の学習会

3月23日(水)、下記のとおり、大阪でカネミ油症の学習会が開催されます。

テーマは「カネミ油症問題 世代をこえた被害と救済」で、おもに2世患者の曽我部和弘さん(油症被害者関西連絡会共同代表)がお話されます。

会場の定員は20名ですが、オンライン(Zoom)で90名まで視聴できます。

患者さんの声を直接に聞くことのできる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。


第441回国際人権規約連続学習会

カネミ油症問題 世代をこえた被害と救済

  • 日時:2022年03月23日(水)13:30-15:30
  • 会場:①Zoomミーティング講座前日正午までに配信URLをご案内します。
    ②視聴会場 大阪市立総合生涯学習センター第5研修室
  • 参加費:1,000円
  • 定員:Zoomミーティング90名 視聴会場20名
  • 内容:1968年、食用油に混入していたダイオキシンにより1万人を越える被害が判明した国内最大規模の食品公害「カネミ油症問題」。その被害は認定患者だけでなく、次世代にも確認されています。
    食品公害により奪われた人権とその救済にむけた取り組みを学びます。
  • お申込み: こちらから→https://ws.formzu.net/dist/S40724791/ 
    ※参加費納入方法その他受講にあたっての諸注意はチラシPDFをご確認ください。
  • 主催・問合せ:世界人権宣言大阪連絡会議(TEL&FAX06-6581-8705 Email udhr★blhrri.org)※「★」記号を「@」記号に置き換えてください。

「メディアが語る(第2弾)」ダイジェスト動画をYouTubeにアップ

2021年6月12日(土)に開催した「メディアが語る〜53年前のカネミ油症に関わる現場を取材して」は、カネミ油症事件の取材に携わった新聞記者の方々をお招きして好評でしたので、10月16日(土)には「メディアが語る(第2弾)」として、テレビ報道の取材に絞り込み、明石昇二郎さん(ルポライター)と花田明男さん(九州朝日放送)をお招きして、映像報道に関してお話を伺うリアル&オンラインイベントを開催しました。

今回Youtubeチャンネルにアップした動画は、約2時間のイベントから明石さんと花田さんのお話を中心にまとめたものです。
映像には出てこない被害者の声といった貴重なお話から、国・責任企業(カネミ倉庫・(株)カネカ)への取材での格闘、ドキュメンタリー映像のあり方といった映像論まで話は多岐にわたり、普遍性を持ったお話を伺えた大変貴重なイベントになりました。