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カネミ油症映画連続上映

6/14(金)と6/21(金)に、日本記録映画作家協会の研究会で、カネミ油症に関連した映画がまとめて上映されます。

カネミ油症・映画 連続上映

会場:「かふぇ&ほーるwith遊」(東京都杉並区荻窪3-46-13)
*荻窪駅南口阿佐ヶ谷方面徒歩8分
*定員36名・予約制

参加費:1,000円(会員は500円)

(1)2024年6月14日(金)18時より上映。
『遺民』(1974年、49分)
『生木が立枯れていくごたる』(1976年、88分、岡田道仁監督)

(2)6月21日(金)19時より上映。
『食卓の肖像』(2010年、103分、金子サトシ監督)

予約先:金子サトシ(n3946062◎yacht.ocn.ne.jp)
※◎を@に変えて、メールでお申込みください。

『YSC ニュース』79号を発行

『YSC ニュース』79号を発行しました。
また、会員のみなさんには、あわせて、『家族の食卓―カネミ油症事件聞き取り記録集』[改訂版]』を送付しました。
年4回、会報『YSCニュース』をお届けしています。この機会にぜひ、ご入会ください。

『YSC ニュース』79号(2024.05.19)目次

  • 第18回YSC総会をリアル&オンラインで開催 [1]
  • 第18回YSC総会報告 [2]
  • 2023年度 活動報告 [3-5]
  • 2024年度活動方針と運営体制 [6-7]
  • 2024年度予算 [8]
  • 世代を超える化学物質~カネミ油症の現実~&『食卓の肖像』上映会 [9]
  • 事務局便り [10]
  • 『家族の食卓』[改訂版]チラシ [11]
  • 活動報告・活動予定・編集後記 [12]

『YSCニュース』バックナンバー目次

『家族の食卓』再出版

2006年に制作された冊子『家族の食卓――カネミ油症事件聞き取り記録集』[改訂版]が、このたび刷り上がりました。
オンラインストアで購入できますので、ぜひこの機会にお読みになってください。

  • 内容
    被害者家族の証言記録:無言の訴え[石澤春美]+語り尽くせぬ日々[水野玲子]
    カネミ油症事件略年表
    終わっていないカネミ油症問題[大久保貞利]
    【解説】聞かれなければ、語られなかった[友澤悠季]
  • 編集:カネミ油症被害者支援センター(YSC)
  • 出版社:野兎舎
  • 発行日:2024年4月20日
  • A5判ソフトカバー160頁

なぜ、この冊子の再出版を考えたのか?先日発行した『YSCニュース』78号の編集後記に書いた文章を転載します。

私はYSCの運営委員になってまだ4年ですが、カネミ油症事件の被害に遭われた方々を支援していくためには、もっと社会的な関心を広げる必要があると感じています。1968年の事件発生は、多くの人びとに食の安全性を考えるきっかけを与え、翌年に『食べもの通信』(家庭栄養研究会)が創刊されるなど、当時は社会的な運動が広く展開されました。現在、国はカネミ油症被害者の次世代への影響を調査しており、これは世代を超える化学物質被害をとらえるために重要な調査だと思いますが、残念ながらほとんど知られていません。

こうした現状に対して、まずは被害の実態を周知できればと、石澤春美さんと水野玲子さんが2006年にまとめられた冊子『家族の食卓―カネミ油症被害者聞き取り記録』を改訂し、出版するための作業をすすめています。この冊子は、カネミ油症被害者27家族分の証言を聞いて記録したもので、被害のむごさを生々しく伝えています。これまで一般には入手することが難しい状態でしたが、もうすぐ編集作業を終えて印刷できる予定で、YSCニュースをお届けしている皆さまには寄贈いたします。
こうした取り組みが、停滞する状況を好転させることにつながればと願っています。
(松村正治)

『YSCニュース』78号編集後記

西日本エリアでPCB処理終了

環境省は、高濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む廃棄物について、西日本エリアを受け持ってきた愛知県豊田市、大阪市、北九州市にある関連施設での処理事業を3月31日に終了しました。東日本エリアを担う北海道室蘭市、東京都江東区の2カ所は2025年度まで継続します。

<参考ウェブページ>

油症検診で長崎3名、福岡1名が認定

3月22日、長崎県は本年度のカネミ油症検診を受けた未認定70人のうち3人を新たに油症認定したと発表しました。また、福岡県では33人のうち1人が新たに患者と認定されました。

このニュースはメディアでも報じられました。